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第18回優秀板金製品技能フェア優秀製品
造形を主眼とする組立品の部・金賞


『開花へ』
有限会社直信産業

 
 
ひねりの方向は右肩上がり。折谷社長の前進する気持ちが表現されている。
三方に開かれた曲線はすべて円と直線の組み合わせでつくられている。
技能とデザインで開花へ

 そもそもモニュメントの製作を始めたきっかけが、この優秀板金製品技能フェアでした。アマダの勧めもあり何かつくってみようと初めて出品したのが第8回。ここで金賞を受賞し、自信がつき、それ以後の製作につながっています。これまで8回出品し、必ず賞をいただいてきましたが、全体の出品レベルが上がっている中で、10年振りに金賞を受賞でき、本当に続けてきてよかったと実感しています。

 受賞作の1番のセールスポイントは、やはりひねり≠ナす。他所ではそう真似のできない技能という自負があります。精度の高い展開図を作成した上で、加工は金型に工夫を凝らし、ベンディングマシンで3次元形状に成形しています。機械加工による製作と知ると驚く人もいるようです。

 ひねりは慣れた加工で直しなしでできます。むしろ苦労したのは最後のヘアライン仕上げとバフ仕上げでした。ヘアライン仕上げには、自分で考えた簡易ベビーサンダーを使用しています。

 製品のアイデアは自然に浮かんだものですが、自分の技能とともにデザインも評価され、文字通り金賞として開花≠ナきたのだと思います。

昨年の現代工芸大賞に輝いた「突き抜けて銀河」。土台部分のまるで布のような柔らかな質感も折谷社長ならではの技能。
板金加工を芸術に

 モニュメントの製作を始めて、活動が広がりました。現代工芸作家による展覧会での大賞受賞や知的障害者授産施設向けの新しいシンボルの製作、寄贈など、これまでの板金加工業とは異なる活動です。

 すべては板金加工に夢を持ち続けたいという思いからきています。板金は3Kの世界、夢などないという人もいますが、それではよくありません。板金加工も工芸、芸術の世界になりえることを訴えていきたいのです。

 先日の板金フェアの表彰式でも、若い人が増えていました。とても喜ばしいことです。しかし、もっと若い人に板金加工の魅力を知ってほしい。板金フェアがそういう場になってほしいと願っています。私も出品を続け、板金工芸なる新しい分野をつくれたらと思っています。

製品の

ポイント

独特の“ひねり”の曲げ加工
機械加工の創造性を引き出す熟練の技能
 
形状のデザイン性
板金をアートに見せるデザインセンス




寸  法
W473×H615×D480mm
加工時間
7200分
材  質
SUS304
板  厚
1.5mm
部品点数
38点
 
会社概要
本  社

東京都葛飾区奥戸8-14-6
TEL.03-3692-2327

創  業 1978(昭和53)年
代表者 折谷 充信
社員数 1名
事業内容 建築内装金物、モニュメント、看板その他のシートメタル加工
過去金賞2回、銀賞2回、銅賞3回、技能賞1回の受賞を誇る折谷充信社長