7. ステンレス鋼板の仕上げ区分

鋼種とは別に、用途に応じた表面の仕上げ状態により下記のような区分があります。
No.2D 冷間圧延後、熱処理、酸洗い処理したもの。
また、つや消しロールによって最後に軽く冷間圧延処理したものを含む。
No.2B
(ツービー)
冷間圧延後、熱処理、酸洗い処理したのち適当な光沢をあたえるため軽く冷間圧延したもので一般用材、建材など市販品の大部分を占める。
BA
(ビーエー)
冷間圧延後、光輝熱処理を行い、さらに光沢を上げるため、軽く冷間圧延したもので鏡面に近い光沢を持ち、自動車用部品、家電製品、厨房用品に使われます。
No.4 No.2Bを150番の砥粒の研磨ベルトで研磨したもので、光沢のある細かい目があり建材厨房用品、医療機器に使われます。
市場では400#と呼ばれている。
HL
(ヘアーライン)
240番程度の砥粒の研磨ベルトで髪の毛のように長く連続した研磨目を付けたもので建材の最も一般的な仕上げの1つです。
No.8 順々に細かい粒度の研磨材で研磨した後、鏡面用バフにより研磨したものです。
最も反射率の高い鏡面仕上げで装飾用建材、反射鏡などに使われます。
市場では800#、鏡面とよばれている。
エッチング 縞模様の仕上げのこと。