プログラム手組 (２”ｲﾝﾁﾍﾞﾝﾄﾞ金型説明･計算ｿﾌﾄ)
加工順序説明
＊ 下記図のＳＰＣＣ ０．８ｔ Ｌ曲げフランジＡ１０ｍｍ、Ｂ２０ｍｍ 幅３０ｍｍの製品加工を 行う想定で加工方法を説明して行きます。
① ブランク加工
インチベンド自動計算ソフトで求められた、製品展開長を基に 自動プロ又は機上入力にて製品ブランク加工を行います。
| 計算ソフト Ｌ曲げへ | 計算ソフト コ曲げへ | プログラムＡＰ１００へ |
1. 最初にインチベンド専用計算ソフトＬ曲げを使用し製品展開長を算出します。
板厚、材質、フランジ長Ａ，Ｂ，を入力し展開長計算ボタンを押します。
このように計算結果が表示されます。
この時、フランジ長及び製品幅が仕様から外れた場合アラームが出ます。
２．この計算値から求められた展開長28.84ｍｍのブランク加工プログラムを 機上入力又は自動プロにて作成します。
- 加工方向は図の様にクランプに対して平行方向で行ってください。
- 下記図の2箇所のポジションに0.2ｍｍ位のミクロジョイントを付け加工を行います｡
- 製品加工基準点は下記図の様に製品左下に取ってください。
- 曲げ加工を行った際、パンチチップが残材に乗らないように 抜き穴加工及びチップ幅の選択を行ってください。
ブランク加工プログラム例
| 計算ソフト Ｌ曲げへ | 計算ソフト コ曲げへ |
使用金型 11/4” 長角 １０×１５ ステーションＮｏ Ｔ２２０
 |
Ｇ０６Ａ０．８Ｂ０； |
| Ｇ９２Ｘ２５００．Ｙ１２７０．； | |
| Ｇ９３Ｘ１００．Ｙ１００．； | |
| Ｇ７２Ｘ０．Ｙ２８．６４； 加工順-１ | |
| Ｇ６６Ｉ２９．６４Ｊ２７０．Ｐ－１５．Ｑ-１０．T２２０C９０．； | |
| Ｇ７２Ｘ-1．Ｙ０．； 加工順-２ | |
| Ｇ６６Ｉ３２．Ｊ０．Ｐ－１５．Ｑ－１０．Ｃ０．； | |
| Ｇ７２Ｘ３０．Ｙ－１．； 加工順-３ | |
| Ｇ６６Ｉ２９．６４Ｊ９０．Ｐ－１５．Ｑ－１０．Ｃ９０．； | |
| Ｇ７２Ｘ２９．８Ｙ２８．８４； 加工順-４ | |
| Ｇ６６Ｉ２９．６Ｊ１８０．Ｐ－１５．Ｑ－１０．Ｔ２２０Ｃ０．； | |
| Ｇ５０； |
② 曲げ加工
機上入力編
ＰＨＮＣパラメータデーター入力は成形パラメータを使用します。
| 機種 | 上昇端 | 減速位置 | 下降端 | ダイ上面 |
|---|---|---|---|---|
| ＥＭ機 | ７．００ | ４．００ | 別紙、下降端ＺＤを参照 | 31 |
| ＶＩＰＲＯＳⅢ | ７．００ | ４．００ | 別紙、下降端ＺＤを参照 | 34 |
製品フランジＡ１０ｍｍをインチベンド金型を使用し曲げ加工を行います。
| 計算ソフト Ｌ曲げへ | 計算ソフト コ曲げへ |
 |
Ｍ６９３； |
| Ｍ５１０； | |
| Ｍ０８； | |
| Ｇ９０Ｘ１５．Ｙ－１０．１８ Ｔ２４６； | |
| （１、フランジＡ加工 Ｙ入力値＝計算値ＺＡ） | |
| Ｙ９．２４； | |
| （２、ジョイントバラシ加工 Ｙ入力値＝計算値ＺＥ） | |
| Ｍ０９： | |
| Ｍ１３； | |
| Ｍ６９２； | |
| Ｇ５０； |
